青果物の鮮度保持剤には“スマートフレッシュ”
スマートフレッシュは、従来の貯蔵方法と併用することで、収穫直後から消費段階に至るまで果実の品質を保持し続ける技術です。
<処 理>
収穫を終えたりんごなどの果実は、収穫後の貯蔵前に12時間から24時間処理を行います。
スマートフレッシュの有効成分1-メチルシクロプロペン(1-MCP)が果実のエチレン受容体と結合して、果実の呼吸と成熟スピードを遅らせます。さらに、貯蔵庫から出した後もエチレン生成を抑制し、成熟を遅らせる効果は持続します。
※エチレンは、ほとんどの果物、野菜、花および植物の組織内で生成され、成長と成熟を助ける働きをしますが、時間の経過とともに老化と腐敗をもたらすものです。